あん摩・マッサージは、生体に対して手や指等による機械的刺激(おす、もむ、さする、たたく、震わす、引っぱるなど)を与え、それによる生体反応からの治療効果を期待し、健康を増進させる手技療法です。 あん摩は古代の中国で誕生し、「按摩」とも書くんだ。「按」は「おさえること」、「摩」は「なでること」を意味し、中国伝統医学の基本理念である「虚実(きょじつ)」という概念に応じた使い分けを行い、気血の流れをよくして疾病を治癒に導く施術方法なんだよ。また、あん摩は薄い衣服の上から施術を行うものだと覚えるとわかりやすいかもしれないね。
一方、マッサージ(Massage)という言葉のもとはフランス語ですが、その語源はアラビア語の「おす(Mass)」とギリシャ語の「こねる(Sso)」という意味です。ヨーロッパで発祥しオイルやパウダーを用いて、求心性(手足から体の中心に向かって)に皮膚を直接刺激していくのが特徴です。主に血液やリンパ液の流れをよくします。