中医学とは
中医学とは、数千年という長い歴史に裏付けられた、中医薬学の理論と臨床経験に基づく中国の伝統医学(いわゆる中国漢方)です。
中医学には、以下の3つの特徴があります。
・整体観(バランス医学)
中医学の特徴のひとつは、その「整体観(せいたいかん)」にあります。
人体は、自然界から様々な影響を受けています(外部環境、気候、ストレスなど)。
また一方で、人体それ自身も自然とバランスを取りながら、
内部でさまざまな部位が影響し合っています。
一種の「バランス医学」と言えます。
・弁証論治(オーダーメイド医学)
2つ目の特徴に「弁証論治(べんしょうろんち)」があります。
この特徴は、患者さん一人ひとりの体質や、病気の原因、
発病のプロセス(病因病機)を分析して証を決定し、
それにあった適切な治療法を選んで治療を行っていくというものです。
まさに「オーダーメイド医学」です。
・未病先防(予防医学)
3つ目の特徴は「未病先防」です。
「未病先防(みびょうせんぼう)」とは、養生法により、病気が発症する前に体質を見ながら対応していく、 未然に防ぐという考え方です。
これは病気にかかりにくい体質を作る「予防医学」という中医学独特の考え方です。
馬氏中医漢方クリニック(Praxis TCM-MA)